「死の体験旅行」ってなぁに?
しのたいけんりょこう。
初めてその言葉を聞いたほとんどの人が、
「しのたいけんりょこう?…って市の?」
と聞き返してこられます。
そして、漢字を見せると
「えっ⁉︎死の⁉︎」と驚かれたり、怖がったりされます。
ビックリしますよね f^_^;
しかも、お坊さんがしている、となるとますます
怪しい(笑)
「棺桶の中に実際に入ったりするの?」
「何だか怖い…」
そんな印象を持つ方もおられます。
ブログのトップページにも少し書きましたが、
「死の体験旅行」とは、もともとは欧米のホスピスにて、物語を通して死を迎える類似体験をしながら、死を迎える患者さんやそのご家族の悲しみや苦しみに寄り添う学びを目的として、施設職員のために作られたワークショップです。
私たち人間は、必ずいつかこの命を終える日を迎えます。
それは、誰が先なのか、いつなのか、どのようにしてなのか、誰にも分かりません。
ただ、間違いなくその日は誰にでもやってきます。
では、なぜ私たちは命を終え、死を迎えるのでしょうか?
それは、命があるからです。
生きているから、死ぬのです。
このワークショップでは、普段は少し目を背けたくなるような「死」というテーマに向かい合うことによって
自分自身の、いま、本当に大切なものを見つめていきます。
いつか迎えるその日まで、どのように生きていくのか、
自分の人生に改めて向き合う大切な時間になるのではないでしょうか。
ぜひ一度、皆さまお誘い合わせの上、お越しくださいませ。
ゆりかご庵 庵主